礼節とラスカルとじゅん&みま

オリンピック,スポーツ,日本,雑記

Vol.2-7.28-561    礼節とラスカルとじゅん&みま
2021.7.28

金メダルラッシュである。
さすがオリンピック、たとえ無観客でも金メダルの威力は抜群である。

やってくれたね、東京オリンピックで初めて採用された種目で金メダル独占である。
「スケートボード」と「卓球・男女混合ダブルス」、ともに初代王者として永遠に残る栄誉を刻印した。

“ ラスカル ” の話をしながら金メダルと銅メダルに輝いた ~♯ ふ た り~ は80才 ♭ ~ ではなく、13と16歳。二人合わせて29歳だ。インタビューにもあどけなさが残る。「はい、嬉しいです」言葉少なに語る二人はまだこの世に生をうけ13年と16年。美しい桜の花をまだ10回こそこそこしか実感してない世代だ。

もう一方「じゅん&みま」は同郷で幼なじみ、もの心ついた頃から卓球を始め、オリンピックで金メダルを夢見た二人がまさか東京オリンピックで、それも初めて新規種目に決まった混合ダブルスでタッグを組むなどとは、夢にも思わなかったであろう。さらに驚くのは世界最強の中国に勝っての金メダルだ。

出だしで2セット先取された時は、「あ~・・、中国にはまだまだ歯が立たない」、ジイはそう思った。ところがどっこい3セット目を取ると勝利の女神が乗り移ったかのような快進撃、4セットを立て続けに取って大逆転を成し遂げた。

優勝の瞬間、果たしてこの世の出来事ではなく夢の中では、と思ったのではないか。準決勝で流した涙は決勝ではなかった。まさに、未知のステージに足を踏み入れた感覚であったかもしれない。それと同時にアスリートの野生である、瞬時に王者奪還の厳しい先が脳裏をよぎったと思われる。

最後は、オリンピック連覇を成し遂げレジェンドとなった礼節の男、大野将平である。

世界中の格闘技との融合から日本本来の柔道の姿が変わりつつある中、真っ向から組み合う真剣勝負にこだわる。「正しく組んで、正しく投げる」、「柔道の素晴らしさ、強さ、美しさ」の伝道師としてスタイルを守り「柔道発祥国の柔道家として、誇りを持って戦いたい」と断言する。

これこそ日本の柔道家である。その誇りを胸に日本の柔道の神髄を伝え続けてほしい。

オリンピックが始まりまだ6日である。あと11日、どんなドラマを生み出してくれるのか楽しみだ。

巷では、オリンピック報道そっちのけで、コロナ患者の急増をニュース枠すべてを使って懸命に恐怖を煽る。

思い出すのが、今月イタリアで行われたG20だ。コロナ感染者がロックダウンに相当する患者が出ているにもかかわらず、「国際会議なんて大丈夫か」なんていう声は一切なく、ベネチアでは観光客で賑わっていた、この天と地ほどの違い。ワクチン接種の進捗にもあるが、それだけでは説明できない。

一部の左翼系に席巻されつつあるメディア界、それでも選挙では自民党が第一党になる。それこそが静かなる国民の真意だ。ただ、心配なのは自民党の中の左傾化だ。しかし、あの世に手の届くようになったジイが心配したところで、どうなるものでもない。

今日もユンケルを飲んで、まだら認知を実感し、オリンピックに元気をもらうことにする。

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