LINEで繋がる世の中
Vol.2-3.19-430 LINEで繋がる世の中
2021.3.19
現代はまさしくLINEで繋がっている。
このLINEが切れたら大変なことだが、ネット上のLINEはとんでもなく便利で危険である。
警戒心の無さ、相手を疑うことをしない民族として日本は堂々と世界一を誇れるのではないか。
LINEは、LINE株式会社が運営・開発する、モバイルメッセンジャーアプリケーションである。
韓国 ネイバー株式会社の完全子会社である日本法人 LINE株式会社が、2007年に社長に就任した森川亮の下で開発したサービスとされていたが、中国の企業に開発を委託していたことが判明した。
よりによって一番危ない中国に委託するとは開いた口が塞がらない。
それでなくても、ファーウェイに始まり、TikTokなど中国関連のIT機器については情報が中国にもれているとアメリカが以前から指摘しているではないか。無防備も桁外れである。
今回の事件、2018年(平成30)8月ごろから「LINEデジタルテクノロジー上海」の中国・大連の拠点でスタッフは、日本国内のサーバーにアクセスし情報を閲覧可能の状態であったと明かした。
当然のごとく国会議員も使っているだろう。情報は筒抜け天下泰平の日本である。
日本国内ではすでに8600万人が利用し、自治体や企業にも幅広く利用されているというではないか。子供と超高齢者を除けばほとんんどの日本人が利用しているということだ。
ご多分にもれずジイも利用しているが、2、3年ほど前から急に広がったような気がする。
それにしても、中国や韓国のIT関連の開発意欲には感心する。
現在よく耳にするTikTokも中国発である。今回のLINEが韓国、Twitter、Facebook、YouTubeはアメリカ。
こう見ると中国、韓国とアメリカでネットビジネスを牛耳っている感じである。
アメリカトランプ大統領がファーウェイ、TikTokについてはアメリカのポンペオ国務長官が「利用すれば、個人情報が中国共産党の手に渡りかねない」と発言したが、日本のYouTubeなどにアップされる短時間動画はほとんどTikTokではないかと推察する。
アメリカが警戒を強めてから日本でTikTokのコマーシャルが多くなったのも気になる。排除できないまでに蔓延さそうという魂胆がみえみえである。
何もしなければ、情報産業をすべて中国に抑えられてしまうかのような勢いである。気がつけばサプライチェーンの60%を中国がおさえていたというように、情報産業もいつの間にかが、無きにしも非ずだ。このパワーは見習わなければならない。
日本がウォークマンを開発した昭和54年、まだ40年前の話、いやもう40年も前の話だ。と感じ方はいろいろあると思うが、その後のテクノロジーの画期的な進歩は凄まじい。
ワープロが出て、慣れたかな思ったら、いつの間にかパソコンに置き換わった。パソコンにしても携帯にしてもその進化のスピードは光並だ。
しかし現代人は日常、スマホやパソコンと共に過ごししているから、自然にその中に組み込まれた情報と共に生きている、したがって知らぬ間に染められている。気がつけば必要不可欠の存在である。
ジイのような高齢者でも、パソコンのお世話になって20年。今では仕事の一部になってしまった。
ある意味面倒な時代になった。
曽野綾子氏ではないが、ある日突然、電気が消え、水がなくなり、通信できない状態の中で人間はどう生きるのか。ということになった時。意外とジジババはしぶとく生きるが現代人はバタンキューだ。
ジャングルで30年の小野田寛郎氏などは何の苦もなく生き延びる部類である。
しかし、休みの日であってもスマホがないと1日すら生きられないと堂々と発言する若い女性をみると、ちょっと~大丈夫か?と言いたくなるが、決して大丈夫ではない。別の意味で心配になる部類である。
今回の事件で公的機関にラインが深く浸透しているのには驚いたが、スマホはオールマイティになりつつある。すべてがスマホ一台で済む世の中になった。
今後はスマホ情報の新事件が発生するだろう。さらにスマホが役所の届け出に必要不可欠になるにつれ国家レベルでの情報セキュリティと代替スマホ市場の開発も必要になるのではと推察する。
いずれスマホショップやコンビニに巨大容量を瞬時に移せる特殊端末が設置され、コネクターを差し込むだけですべてのデータが瞬時に保管できるスマホデータBOXが誕生する(ジジイの推測)。万が一のリスクヘッジに今日の帰りに全データ保管処理をして帰るという日常がくるかもしれない。
あの世へ行く楽しみが一つ増えた。そんな世の中を天国から眺めてみたい。