ヤンキー・インターン

雑記

Vol.3-08-54  ヤンキー・インターン
2020.03.08

たまたま見たお昼のTV “ヤンキー・インターン” ドキュメンタリー番組である。

“ヤンキー”とは、日本国内において、「周りの目よりも仲間と過ごす楽しいひと時を大切にし、そのためなら暴力も厭わない」という志向を持つ少年少女を指す俗語。とあるが、簡単に言えば、「非行少年」「不良」「チンピラ」「不良集団」である。

ヤンキー・インターン” は元ヤンキーばかりではない、いろんな悩みを抱えた若者が、自分の現状を変えたい、何かをやらなければダメになる等々に問題意識を持った若者の再生工場のようなものである。
ネーミングの妙というか、キャッチコピーとしては絶妙というほかない。

家庭の事情で大学に行きたくても行けなかった若者、地方の工場で毎日毎日単純作業を繰り返す中で、歯車の一つとして終わっていいのかと疑問をもった若者。異色だが、子供の頃の家庭環境が悪く、ただただ普通の一家団欒というありふれた温かみだけを探し求めた若者。

人それぞれであるが、ここに集まってくる若者は、過去はどうあれ、少なくとも自分の意志でポジティブに生きようという心を持ち、未来に大きな夢を託し、自分の弱点を克服するがごとく挑戦の精神がみなぎっていることだ。

どこどこの施設から更生のため、無理やり連れてこらえた人間などではない。

ヤンキー・インターン” といういかにも悪が更生するとこかな?なんていうイメージを抱かせるが、実はしっかりした考えを持った人間だが、社会に出る数年間にスムーズに羽ばたける環境に恵まれなかった不運があったということだ。

たとえ不運であっても、困窮者でない限り現状を受け入れコツコツと生きる選択肢はあったはずだし、それも決して否定される生き方ではないとジイは思う。

しかし、彼らは自分の生き方に疑問を持ったのだ。あるいは変えたいと思ったのだ。その自発性が “ヤンキー・インターン” の決定的な特徴である。
活気に満ちていて生きている実感がする。
ジイも老年就活中だが、あの活気をみて若いと言うことの凄さを感じた。

番組の中で出演した経営者が語っていた。

「彼らは凝り固まった変なプライドがない。素直なんです。だから画期的に変われる可能性を秘めている」という。
それに加えてポジティブが加わる。
きっとこの “ヤンキー・インターン” から将来の素晴らしい経営者が生まれるかもしれない。
ジイはそんな予感さえした。

 ¨ ヤンキー・インターン ¨ の趣旨とは違うかな・・・ と疑問を抱いた若者。
ただ、家庭の温もりを求めた若者の行く末に、一抹の不安を感じた。

そこで<神様にお願い!>です。
彼に、ごく普通の会社勤めと、ごく普通の結婚と、3人のお子様をお授けください。
そして、ささやかでいいんです。夕方6時ごろには家族みんなで囲める小さなテーブルと、笑い声がもれる暖かいごく普通の食事の時間をお授けください。・・・・・ジイ。