アメリカ大統領

世界 雑記

Vol.3-09-55  アメリカ大統領選挙
2020.03.09

アメリカの大統領選挙は1年の長丁場である。
アメリカの最高権力者を決める大イベントが熱を帯びている。

国民は直接大統領を選ぶわけではないが、事実上それに近い選挙戦である。
選挙手続きは若干ややこしいが、共和党と民主党の二大政党制というのはわかりやすくていい。
国民の熱狂ぶりをみるとアメリカらしいなあと実感する。

不思議に思うのは、日本のように一国の長となればそれなりにキャリアを積んで一定の安心感がある人物に落ち着くところだが、アメリカの成り立ち、人種の多さ、広大な大地を持つアメリカである。それだけではない。現実において世界のリーダーとなる人物である。

その大統領になる人物の資質とは、という難しい問題となるとジイには少々難しい。
アメリカ大統領になるには何が必要かということである。

大統領になるには
「35歳以上かつアメリカ合衆国国内における在留期間が14年以上で、出生によるアメリカ合衆国市民権保持者」であれば誰でも大統領になれる。
そう、誰でもなれのである。

元俳優であった、「ロナルド・レーガン大統領」、アメリカ史上初の黒人大領慮「バラク・オバマ大統領」と多彩である。

現大統領「ドナルド・トランプ大領領」は政治経験が一切ない。
ご存知の如く、自己顕示欲が旺盛で、さすが不動産王と言われるだけあって、自らの名前を冠した不動産の1つである「トランプ・タワー」はマンハッタンの目抜き通りであるニューヨーク五番街にある。
入居者には超セレブが何人も入っていると言う。
まあ、派手さも超一流であるが、政治経験がないのが、言えば不安材料。
ところがこの3年トランプ流は決して臆することなく我がビジネス流を地で行くように政治に反映した。

・自国に益無しとみれば、TPPから離脱
・イランは合意を守らないとし核合意離脱、
・自国だけでなく己に益無と見れば「貴様はクビだ」側近ですら首を切る
・中国の新疆ウイグル再教育キャンプに対し臆することなく非難
・金正恩を「チビのロケットマン」「狂った男」と揶揄していたにも拘わらず、非核化に必要と首脳会談
・メキシコから不法入国者たちが麻薬と犯罪を持ち込んでいるとし、国境沿いに国境の壁を造るという、
・世界が取り組んできた温室効果ガス削減の取り組みも自国に益なしと「パリ協定」からも離脱。
・イスラエルとパレスチナが最も激しく対立しているにも拘わらず突如イスラエルの首都として正式に認めると発表、米国の歴代政権が継続してきた政策を転換
・台湾は中国の一部とするにも拘わらず、台湾を独立国家と認定、、、等々
トランプ氏でないとできない決断を果断なく実行している。

これは政治経験がなかったことが功を奏したのか、あるいは己が生きてきたビジネスライクを地で行くと割り切ったのかジイにはわからないが、日本の総理大臣では絶対できない決断ばかりである。これがアメリカたる所以であろう。
何故か、我が晋三氏と気が合うようで助かってはいる。

まあ、どのような立場であろうが、長には芯となる哲学が不可欠、プラス何かを予感させるオーラを発しなくてはならない。

*バラク・オバマは
「核のない、平和で安全な世界を米国が追求していくことを明確に宣言する」とし「Yes We Can(我々はできる)」と呼びかけた。

*ドナルド・トランプは
I think about the U.S.America to the first「アメリカを第一に考える」ことだ
I am your voice(私はあなたの声になる)とアメリカファーストをぶち上げた。

*未だ、アメリカでも根強い人気のジョン・F・ケネディの超有名な演説である。
Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country.
(国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい。)

落合信彦(作家)氏は若き日、現地でこの演説を聴き、何かを予感し身体が震えたという。

アメリカは、何かをしてくれるではなく、何かを予感させる強烈なエネルギーに望みを託するのであろう。

日本も他人事ではない。重要な同盟国である。託すだけの時代は終わった。独立国としてしっかり同盟の役割を果たさなくてはならない。

President of the United States of America が永久に日本の良き友人であることを祈る。