東京オリンピック場外

オリンピック,日本,雑記

Vol.2-8.4-568    東京オリンピック場外
2021.8.4

賛否両論が渦巻く中、東京オリンピックは7月23日開会式でスタートした。

コロナ禍と酷暑の中、今日までのよもやま話、まさしく多種雑多である。

◆ 東京五輪開幕が迫る中、ロシアの選手を中心に選手村の設備を酷評。リサイクル可能な段ボール製のベッド、トイレや冷蔵庫の不足、といった環境に対する不満が噴出し、関係者の一部からは「ここは中世の日本みたいだ」などと苦情。

◆「なんとも淡々としていてシンプルな開会式だったが、見どころは少なくなかった。大坂なおみの登場や歌舞伎ダンス、迫力あるファイヤーワーク、音と映像の甘美な融合などなど。そのなかでも、ド肝を抜かれたのが夜空に浮かび上がった、キラキラと光り輝く地球だった。聞けば1800台のドローンが飛ばされ、あの信じられないイメージを作り出したのだという。日本が誇る凄まじいテクノロジーである」

◆ メディアセンターで、海外の記者が一斉に拍手を送るシーンがあった。歌手のMISIAさんが、「君が代」を独唱した場面だ。日本の国歌に対するリスペクトという面もあったのかもしれないが、その歌声に圧倒され、思わず手を叩いて称賛の意を表わしたという印象だった。

◆ 1964年の東京五輪から採用された競技種目を表す絵文字「ピクトグラム」。米NBCのニュース番組『Today Show』は、「しばらく語り継がれるパフォーマンスだ」
「ステージを軽やかに動き回り、しばらくの間ショーを独占していた」と絶賛。
韓国ネットユーザー「日本人の真面目さが出ていた」「だらだらした開会式であれだけはワクワクさせられたね」
 
◆ 韓国紙『国民日報』では「福島県産だ!東京五輪のブーケに異例の関心」と銘打ち以下のように伝た。
「東京オリンピック組織委員会は、この大会を通して福島原発の被害から復興する姿を世界に示すために福島産の花束を準備したが、放射能への懸念が少なからずあるのが事実だ」

これに対して福島県の内堀雅雄知事は
「今、日本の放射性物質の基準は、世界でも最も厳しいものとなっています。その厳しい基準において、玄米であれば6年連続、野菜・果実は8年連続、畜産物、栽培山菜・きのこは9年連続で基準値を超えるものがありません。これが事実です」と反論。

◆ 入国直後の空港で日本のトイレを利用した、アメリカの全国紙『USA TODAY』のアレックス・タチク記者が
「東京の最もクールなことはトイレです。水が流れる音がした時に驚いた!もう出ないといけないのかと勘違いしたよ」
イギリスメディア『BBC Radio 5 Live』で司会を務めるニハール・アルタナヤケ氏も “ 音姫 ” ボタンに衝撃を受けたようだ。「日本のトイレのコントロールパネルには、プライバシーボタンがある。少しうるさい音が必要な場合に使用することが出来る」と報じた。

◆ カナダ放送局『CBC』で記者を務めるデヴィン・ハーロウ氏が、日本のコンビニエンスストアの素晴らしさに唸り声をあげている。
開会式に参加したハーロウ氏は「あなた無しでは何も出来ない」と綴り、以下のようにコンビニの素晴らしさを記した。

「18時間のオリンピック報道が終わった午前2時10分の東京でもお店が開いている!棚の在庫は充分だよ。何て素敵な場所だ!」
「バスに乗ってるけどセブイレブン開いているといいな…」「バスを降りた。セブイレブンに向かって歩いてる」とTwitterで実況した。
この一連投稿が日本のアカウントで訳されると、実に7千を超えるリツイートと拡散。この反響の大きさに喜びを隠せないハーロウ氏は、「今夜もセブイレブンに行くよ」と宣言。

◆ オーストラリアの「ニュースドットコム」は東京の7、8月について「穏やかで晴れた天候が多く、選手が最善を尽くすために理想的な気候を提供する」とアピールした。しかし、現実は猛暑で〝死〟をも訴える選手が出現する東京五輪に対し、海外メディアが〝虚偽申告〟を猛批判。

たしかによもやま、いろいろある。
オリンピックって世界の生の声が直に聞けて楽しい。明日はどんなコメントが聞けますかネ。

最後はちょっと癒しエピソードで、、、

※ ボクシング女子フェザー級決勝入江聖奈金メダル。
「(勝利の瞬間のことは)何も覚えてなくて。本当に何も覚えていないです。何回もほっぺをつねったんですけど、夢みたいで……。何か多分、今も夢の中な気がします。現実ですか? 実感がわかなくて.
・・・本当に記憶があいまい。気がついたら君が代が流れていた」

これがオリンピックなんだね、きっと。

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