お久しぶりの “ サンモニ ”
Vol.2-8.12-576 お久しぶりの “ サンモニ ”
2021.8.12
久し振りに “ サンデーモーニング ” の言葉を聞いた。
毎週日曜日の朝の時間帯に生放送されている関口宏氏が総合司会を務める報道番組である。
コメンテーターの名前を聞いただけでもちょっと~と思ってしまうが、保守系の人間の方ならうんざりしてしまうメンバーである。
寺島実郎(多摩大学学長)、大宅映子(ジャーナリスト)、田中秀征(元衆議院議員)、高橋純子(ジャーナリスト)、姜尚中(政治学者)、田中優子(法政大学名誉教授)、仁藤夢乃(一般社団法人Colabo代表)
バリバリのリベラルである。
ここでは多様な意見の入る余地はない。保守系などが入れば、意見が割れてしまい番組が成り立たない。
反権力、反政府に染められているので、ジイなどは反対意見として参考にしていた。今は全く見ないが。
今回、問題になったのは、スポーツ担当の張本勲氏の下記発言だ。
東京五輪のボクシング女子フェザー級で入江聖奈選手が金メダルを獲得したことを受け、張本氏が
「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね。見ててどうするのかな? 嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」とコメント。
この発言、田舎のおっさんが野良仕事の合間に話すようなことだ。全国放送でコメンテーターが発言するには不適切だとバカでも分かる。時代錯誤も甚だしく、5、6十年前の爺さんの感覚である。
当然のごとく、日本ボクシング連盟の内田貞信会長は11日、TBS系「サンデーモーニング」に対し抗議した。
もともとTBSは五輪開催に反対、この程度の発言は問題にもしなかったのだろうか。
そこで、『サンデーモーニング』の話題を集めてみるとこれがすごい。
◆『サンデーモーニング』でも関連報道が始まったわけですが、関口氏が『(五輪の開幕を)お伝えしなければなりません』と微妙なニュアンスで切り出した。
関口氏はかねてコロナ禍での五輪開催に反対の立場を示し、5月2日の放送でも39%の人が開催に反対しているとの世論調査を紹介した上で、『無情にも時というのは止まってくれませんからね。1日1日、オリンピックに近付いているわけだ。あと3カ月だよね』と表現。
また、7月11日の放送でも、五輪開催を太平洋戦争になぞらえ、『どうにかなる、どうにかなるっていう雰囲気でどんどん進んでいって、あの大惨事になった』とコメント。
さらに、関口氏以外の同番組出演者も全員が五輪開催を強く反対してきた。ところがどっこいあれだけ反対していたTBSが開会式以降のオリンピックを報じているではないか。
このTBSの番組や関口氏の姿勢に対し、視聴者がキレた、
・『じゃ、お伝えするなよ。反対なんでしょ? オリンピック』
・『無理に伝えなくていいですよ』
・『これまで散々東京五輪に否定的な報道ばかりしておいて、いざ五輪が始まると “ お伝えしなければなりません ” と義務感を前に押し出してくるのはおかしい』
・『この番組では五輪関係を報道しないでほしい』
・『これ以上、五輪従事者やアスリートの気持ちを踏みにじる行為はやめていただきたい』
・『この番組は “ 見ないぞ!” という人、激増だと思います』などの厳しい声が集まった。
ということだ。
サンデーのモーニングだ、今週もガンバローと言う朝だ、もっと元気になるような放送、コメンテーターをご用意いただけないものか。
噂によれば視聴者にはジイのような高齢者が多いそうだ。少々刺激が強くないと効かないということか。
そ~か、さすがTBSだ。
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