所信表明の覚悟

日本 雑記

Vol.2-10.10-635  所信表明の覚悟
2021.10.10

10月8日、岸田首相の所信表明演説があった。

1、コロナ対策
2、新しい資本主義の実現
3、国民を守り抜く外交・安全保障

大きく3つを上げたが、まずは、命に関わるコロナ対策と外交・安全保障だ。

◆コロナ対策
・「与えられた権限を最大限活用し、病床と医療人材の確保、在宅療養者に対する対策を徹底します」と首相は語った。

世界一の病床を保有する日本が病床不足を露呈した。その結果、自宅療養を余儀なくされた患者が自宅で亡くなるケースが相次いだ。

先進国でこれほどの病床不足に悩まされた国はない。国民にはなかなか理解できないところだが、国立病院が少なく、ベッド数の少ない民間経営の中規模以下の病院が多い結果である。

話は変わるが、先日関東に震度5の地震があった。電車の脱線、停電、深夜でもあったこともあるが、帰宅困難者が都内にあふれた。東日本大震災の教訓がほとんど生かされていないのには驚愕した。

ニュース情報だけなので正確にはわからないが、
「深夜であったため連絡がスムーズに取れなかった」という話を聞くと、震災以後、東京都はどんな防災対策をしてきたのか疑問である。地震は時と場所を選ばず不意にくるものだ。都の防災対策にはがっかりした。

話を戻すが、岸田首相は対策を徹底する。と表明した。
・医療資源確保のための法改正、国産ワクチンや治療薬の開発など、危機管理を抜本的に強化するというが、この度の杜撰な地震対応は教訓とすべきだ。

少なくとも、出産を控えた妊婦が入院できず、赤ちゃんを死なせてしまう。というような悲惨な事故が起きないよう医療体制の抜本的な改革をやっていただきたい。

首相は「医療資源確保のための法改正」と言ったが、今回のコロナのような規模の感染症が発生し、同規模の患者数が全国で発生した場合。首相が考える医療体制で対応できるのか、国民は不安を抱いている。確信が持てる立案が明確になった時点で具体的に説明いただきたい。

首相は自ら口にした「車座対話」を早速実行されているようだが、この内外の難題がひっ迫する中で、車座対話が効果的な手段であるのか、ジイなどは疑問を持つ。

「車座対話」は地区町村の公民館などで、膝を交えて直接市民から意見を聞くイメージがあって、喫緊に迫った難問の多くは国家対応が必要で、この時期にちょっとなじまない気がしてならない。

いくつかの表明の中でもコロナ対策は特に「想定外でした」で済まない問題である。医師会との共同での抜本的改革が必要であろうし、2年間も国民を苦しめたのである。対策の具体案は国民の前に明らかにしなければならない。

後は命に関わる問題として、
・安全保障である。習近平主席は昨日の演説でも台湾統一に自信を見せた。相当気合が入っている。

当面の危機は中国である。領土・領海・領空をどう守るか。もう昔の中国ではない。気兼ねして対等に話せないようではすでに首相失格である。日本の懸念材料を堂々と言っていただきたい。

①日本の領土・尖閣への領海侵犯等の不法行為 ②南シナ海の力による現状変更の中止 ③ウイグル・モンゴルに対する人権侵害の懸念 ④台湾威嚇の停止 ⑤靖国参拝は日本の国内問題 ⑥これら諸問題が解決しなければ習氏の訪日は実現できない ⑦中国とは平和的国交にて深化することを切望す。

先ずは覚悟を持って言うべきことは言っていただきたい。