稲見初の賞金女王

スポーツ 日本 雑記

Vol.2-11.30-686   モッチ―稲見・初の賞金女王おめでとう!!
2021.11.30

最終戦までもつれた今年の女子賞金女王争い。ギリギリのところで稲見萌寧が女王の座を勝ち取った。

ツアー最終戦「リコー杯ゴルフ」で、2位につけていた古江彩佳が優勝すれば逆転というところだった。ところが一歩届かず2位、その差わずか9百万弱、稲見萌寧の女王が決定した。

22歳の若さは史上2番目という速さである。今季9勝は2位の古江に3勝の差をつけての賞金女王は立派である。

ツアー終盤で腰を痛め途中棄権するアクシデントがあった。「歩けないぐらい。正直、賞金女王をあきらめた」ほどだった。しかし、その後も痛み止めを飲みながらも優勝を勝ち取る執念をみせた。

「本当は弱い子」と奥嶋コーチがいうように、最終戦で女王が決まった時は「やっと終わった。やりきった」と涙を流した。

本人は、① シーズン9勝 ② 五輪での銀メダル ③ 4大大会で優勝 ④ 賞金女王、が取れて自分の中では100%と自分を褒めた。

確かにこんな年はめったにない。聞くところによると趣味は練習というほど練習の虫だそうだ。

今の目標は、通算30勝「永久シード」が一番の目標という。嬉しいではないか。これだけ強くなると、つい海外挑戦を口にしたくなるものだが、永久シードを上げた。

海外志向は薄いと言うが、全英オープンで優勝をし、“ スマイルシンデレラ ” と呼ばれ一躍人気者になった渋野日向子選手、当初は国内ツアーに専念したいと言ってたが、海外ツアーに出た。

昔、といっても20年ほど前、不動裕理という絶対王者がいた。女子ゴルフ界の女王である。2000年から2005年まで連続6年、賞金女王だった。表情をほとんど変えず淡々とプレーするスタイルは可愛さから程遠く、人気者にはなれない要素があった。

性格は、謙虚で口数が少なく冷静沈着。賞金女王時代には、憎らしいほどの勝負強さを見せつけてきた。そのため、「不動党」と呼ばれる熱烈なファンがいた。しかし、それはコアなファン層だ、不動選手を知っている人は分かると思うが、一見不愛想である。ファン心理としては熱狂できる対象となり得ないのである。

渋野日向子選手とは正反対。実績は十分であるものの、静かでほとんど笑わない不動選手をCMに起用しにくいというスポンサー事情は分かる気がする。

それはさて置き、人気者がどんどん海外挑戦でいなくなるのは寂しい。不動裕理選手のように絶対王者として、日本ツアーを牽引してくれる女王がいないとファンはまた離れてしまう。

日本ツアーに専念しても、世界と戦うチャンスはある。日本の実績を評価し、招待状が届くこともある。その時に優勝でもさらおうものならそれこそ、日本ツアー女王のレベルを世界に示すチャンスでもある。

日本では、一時、韓国選手ばかりが優勝をさらってしまう時代があった。連続6年賞金女王も不可能ではない。できれば30勝と言わず、不動選手を超え歴代トップの樋口久子氏の77勝を超える成績を残し、日本ツアー最強の女子プロとして歴史に名を残してほしい。

叶わぬ夢であろうか。ガンバレ~!!モッチ―!。