時代に追いつけ!
Vol.3-5.22-859 時代に追いつけ!
2022.05.22
昔 “ わるいやつら ” という映画あった。
この世に「悪いやつら」はいっぱいいる。大体三面記事に載るのは悪い奴の起こした事件や不幸な事故に裁判記事などだが、その悪い奴らを利用するさらに悪い奴が世の中にはいっぱいいる。
コロナウイルスに世界中が悩まされて3年目になる。それまで、我が国に「コロナ患者ゼロ」を宣言し続けてきた国がある。
もう、そろそろコロナも終わりかなという時に急に爆発的感染を言い出したのが、畏れ多くも世界の “ 悪いヤツ ” の一人、金正恩総書記だ。
今頃??、、なに言ってんの???、バカじゃないの?、「?」マークがつき過ぎて笑ってしまうが、世界の誰もが、リアクションに困ったというのが正直なところではないか。
テレビのコメンテーターも苦笑いしながら、どう表現したらいいのか困ったことだろう。
ホントなの?ウソでしょ、、、ただ笑ってごまかすしかない。
朝日デジタルネットニュースによれば、
「北朝鮮が国内に新型コロナウイルスの感染者がいることを公表してから、19日で1週間が経った。国営メディアは防疫の強化を報じ続けているが、PCR検査の態勢も整わないとみられる中で膨大な数の『発熱者の急増』ばかりが伝えられており、感染拡大の実態は明らかになっていない。
朝鮮中央通信によると、4月末からの「発熱者」は18日午後6時までに197万8230人を数え、63人が死亡。74万160人が治療中だという。24時間の発熱者は連日、20万人を超える。
人口約2600万人の北朝鮮国内にあって膨大な人数だが、韓国の国家情報院は19日、北朝鮮では4月末より前から腸チフスなどの感染症が広がっており、北朝鮮側が発表する人数には、新型コロナ以外の原因での『発熱者』が多く含まれているとの見方を示した。」とある。
人口2600万人で200万人の患者とすれば人口比7%を超える。それも一週間である。異常の域を越え、“ 超常現象 ” だ。
何はともあれ不思議な国だ。
しかし、ワクチンがない、薬がない、病院がない、食べるものもない。ただ、ミサイルと核弾頭はある。ミサイルを食べる訳にもいかない。“ なぜ、薬局に薬がない? ” と怒り狂う金正恩大将。そこで、韓国・新大統領が “ ワクチンをどうぞ ” と助け舟を出した。さて、どうする “ 金正恩 ” 。
笑ってしまうのは、産経新聞・黒田勝弘記者のコラム「~ソウルから~」の北朝鮮にまつわるコロナ記事だ。
「・・・対策としてしきりに民間療法を呼びかけている。たとえば解熱効果があるとされる柳の葉や野草のスイカズラを煎じて飲めとか、せき止めには蜂蜜をといい、息苦しければ窓を開けろという指示もある。
世界最大の規模の軍事パレードを華々しくやり、核開発やミサイル発射に熱を上げながら、国民には薬がないから草や木の葉を煎じて飲めというのだ。切なさを通り越し世界史上の異様な体制というしかない。」
国の暴君を戒める童話になりそうな話である。
もう一人の “ 悪いやつ ” 4630万円詐欺の産経新聞の社説には笑った。
「・・・容疑者は誤給付金と知りながらインターネットカフェカジノで使用したと話しており、非があるのは明らかである。不思議なのは、誤給付がわかった4月8日から1ヶ月以上の間、口座を止めることができず、その間に使用を許してしまったことだ。」
とし、口座の停止も求められない問題は、町も法も硬直化していると指摘した。
さらに
「電子計算機使用詐欺は新たな犯罪態様に対応するため、昭和62年の刑法の改正で導入された罪だが、令和の今、誰がスマートフォンやパソコンを「電子計算機」と呼ぶか。」と法のあり方には不断の見直しが必要である。としたが、まったくその通り、“ 電子計算機 ” には笑った。
何もかもが慎重なのは今の日本政府を見ればわかる。その意味で岸田首相は日本を具現化した代表者といえる。
石橋をたたいて渡るのも度が過ぎると時代遅れになる。憲法然り、未だにしがみつく護憲派・共産党に立憲民主。
参議院選挙が近づいた。3年目の北朝鮮ではないが、DXを叫びながら法律は電子計算機。そろそろ時代に追いつこうではないか。
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