ガンバレ 日産!!

日本 雑記

Vol.1-5.30-137  ガンバレ日産!!
2020.05.30

日産自動車が苦しんでいる。
コロナウイルスが追い打ちをかけた。

日産だけではない自動車メーカー全体が生産ストップしたことで一気に苦境に立たされている。天下のトヨタも前年同期比の生産台数は半減した。
日産は米国市場での売り上げダウンで巨額の赤字転落である。
ゴーン事件で内部の立て直しも道半ばであろう中、今後の行方が気になる。

ジイが若かりし頃は、「技術の日産」などがうたい文句でトヨタと競い合いながら魅力ある車を世に送り出していた。
昭和41年には経営難に陥ったプリンス自動車を救済合併、プリンス自動車のスカイラインを人気車種にした。

その後も昭和50年代に入り技術の日産の本領を発揮しブルーバードSSS(スリーエス)は若者に絶大な人気があった。
今でもブルSSSの熱愛者が多いのだろう。50年ほど前の中古車が300万円近くで売買されている。ちょっと驚きだが、ちょっと嬉しい。

今でこそ乗用車市場は、ホンダ、スバル、スズキ、ダイハツに外車などが入り乱れているが、その当時、トヨタ、日産両巨頭が市場を2分し牽引していた。

まだまだ、外車の脅威もなく、国内メーカーである、ホンダや富士重工などが徐々に力をつけつつある時代だった。

ジイの頃の若者はいまと違い車への興味は特別強かった時代だ。ブルーバードに限らず、フェアレディZ、スカイラインGT(スカG)、シルビアなど時代が生んだと思える車が生産された。

平成に入った頃だろうか、日産の車のスタイルが変わったと感じた時があった。野性味がなくなったというか、時代のズレを感じた。

今考えれば時代を読めなくなっていたのだと思う。
そのデザインから発する革新性も色気も何も感じなくなったのだ。
日産の弱みとされてきた、商品企画、販売戦略の弱点がもろにできたと感じた。

¨おい!大丈夫か日産¨ 違うんだよ、こんな車が欲しんだ、オレがデザインしてあげるよ、と言いたくなるようなじれったさというか、もどかしさのようなものを感じるようになった。その内「何やってんだよ」という怒りにも似た叱咤激励に変わっていった。

そうこうしているうちに経営危機がささやかれ、ついにあの被告「カルロス・ゴーン」が来たのである。
日本人にはなかなかできない人員整理に始まり「コストカッター」と呼ばれるまでの強引な改革が行われた。

そのおかげで一応息を吹き返したが、結局ゴーン被告の悪い面だけが残って、経営陣の本来あるべき姿が蘇らず、ルノー問題も含め、混乱だけを置き土産にゴーンは逃亡した。

日産、ルノー、三菱で将来は分業態勢での再建が話し合われているようだが、実際稼働するのは4,5年先だ。
今生きるための社内革新を起さなければならない。
このまま、沈下すれば、ゴーン被告にバカにされるだけだ。
どんなことをしても蘇らなくてはならない。基本的には社員全員が思いを一つにすることだ。

経営陣はダメなら退陣すればいいというような甘さは許されない。
13万人の社員全員が、日産のためにという愛社精神を心の支柱にしなければ大きな力は生まれないだろう。

今の時代のハイクオリティ改革というシナリオも必要なのだろうが、ちょっと泥臭くなるが、今こそまず、精神基盤をを盤石にした上で、経営陣は報酬を1/3にするなどの範を示し、社員は3年間給料の凍結を受け入れ、本当の意味で退路を断って臨まなくては無理だろう。

日産のかつての栄光だけを追うのではなく、今回3社で話し合われたように量の拡大から、質重視は正解だと思う。
しかしそこに行くまですら困難ははかり知れない。すでにスペインでは工場閉鎖に対するデモが行われた。

命がけの作業になるこれからの日産。
ジイはただ、ガンバレ!!としか言えない。
短期決戦ではない。地道な革新である。

車を愛し、日産を愛することを社員全員が再確認し、火の玉のような熱い魂を内に秘め頑張ってほしい。