第203回・臨時国会の不毛
Vol.1-11.5-296 第203回・臨時国会の不毛
2020.11.5
日本は平和を装った実に哀れな国である。
臨時国会がはじまったが、野党第一党党首から軒並み同じ質問を何回も何回もの繰り返しである。
立憲民主党・枝野代表、立憲民主党・本多平直、立憲民主党・後藤祐一、立憲民主党・辻本清美、共産党・志位和夫委員長。
寄りもよって6人の国会議員が同じ日本学術会議の任命拒否問題を長々とほぼ、同じ質問を繰り返す。これが日本の国会審議かと思うと、日本!本当に大丈夫かと思ってしまう。。
日本学術会議、推薦された中のたったと6名と言っては失礼かもしれないが、210人いるメンバーの内6人の任命がされなかった。そのことがまるで天地がひっくり返るほどの騒ぎである。その騒ぎも、立憲民主党と共産党だけではあるが。
日本学術会議が日本の現在、将来において日本の生存に多大な影響でもあるのであろうか。今回たまたま菅総理が6人の任命を見送ったがために、立憲民主党と共産党が騒がなければ国民の誰も知らなかった「日本学術会議」と言う存在がクローズアップされた。
日本国民のがそれは大変だと騒ぎ立てるような存在でなかった団体が一気に表舞台に出たのはいいが国民は戸惑っている。
国民の誰に聞いてもその存在、仕事内容を知るものは街中のインタビューで聴いても誰も知らない。国民の誰も知らない集団に10億円の運営費を与えられ国家公務員の立場での知能集団が存在するのである。
それで、何を?、、、ここ10年提言らしい提言は何もない。国民への存在意義すらなくした集団を知る方法などあるはずもない。
この日本学術会議の任命問題に対して、国会で野党党首を含め立て続けに同じ質問を何時間もかけて行う。
今国会の意義を問われれば、海外に向け、日本の異質性を世界に発信できたことだ。と答えるしかない。日本にとっては国家的大きなロスである。
ジイのような無知な人間ですら、「バカじゃないの」と思うくらい程度の低い国会論戦である。
今もっとも大事な、
1、尖閣諸島の防衛問題
2、米大統領選後の、新大統領との向き合い方
3、イージスアショア計画の狂いからの防衛問題
4、台湾有事の際の日本の対応
5、WTOトップ人事の日本の今後の向き合い方
6、韓国とアフリカが争うWTOのトップ選び問題
7、来年のオリンピック問題
8、外資が買いあさる日本列島の土地問題
9、習近平国家主席の国賓問題
等々、防衛、国際問題が山ほどあって、それこそ口角泡を飛ばして政府を追及をしなければならない。
尖閣を日本の領土として確固たる意志を示すために『尖閣に国家施設を建設する』という提案を出すことすらできない。言うことは、「中国を刺激する」から程度のことで国会議員としての矜持すらない。そんな喫緊の問題を糊塗するために、学術を大きな問題に見せる工夫を野党はしなければならない。情けない国家である。
この重要問題を語らず、空けても暮れてもどうでもいいような日本学術会議の人選問題。まるで国家が揺らぐような大問題に仕上げようとする。それにしてもこの単純な問題にイチャモンの付け方には驚くしかない。まるで芸術的詐術士の称号を授けたいほどである。
国民は覚めている。ほとんどの見方は日本学術会議の共産党化した堕落団体の民営化だ。国民と野党、とりわけ立憲民主と共産党の見方と国民の目は180℃ずれている。
そんなことも知ってか知らずか延々とそれも口角泡を飛ばしている姿は、再度申し上げるが滑稽である。
国会議員諸君。世の出版物、ネットを見てみなさい。「日本学術会議」を賛辞する記事など皆無である。民間団体になって独立しなさい。民営化して好き勝手にやればいいんじゃないですか。と一般団体としての活動を皆が望んでいる。
天然ボケではない。「日本学術会議」は国家の重要課題から目をそらし、間接的に中国に加担した国家的犯罪である。
いい加減にしないと近づく総選挙で総倒れ、再起不能になるかもしれない。今の社民党のように。