ベルリンの慰安婦像

世界,日本,雑記

Vol.1-12.4-325   ベルリンの慰安婦像
2020.12.4

ドイツの首都ベルリン市ミッテ区の公有地に韓国系団体が9月末に設置した慰安婦像について、同区議会は1日、永続的な設置に向けた方策を見いだすよう区に求める決議案を賛成多数で採択した。

たしか一時は撤去されることが決まったような話だったが、韓国から裁判所に区の決定の効力停止の申請が出されたことで、区は設置を当面認めた上で、裁判所の判断を待つ姿勢に転じていた。

韓国は周到である。そのように時間稼ぐ手を打っておいて、その間にあらゆる手段を総動員し、区議会の永続的設置の決議案まで勝ち取った。

慰安婦像設置にかける反日情熱は凄まじいばかりである。

今回は河野談話まで利用されたというが、改めて罪深い談話であったと実感する。

しかし、何故一旦は撤去が報じられたにもかかわらず、覆ってしまったのか。

いろいろ取り沙汰されている要点だ、
1、ドイツの教会が韓国のキリスト教協会協議会女性委員会の要請を受け動いた
2、ドイツ人の人権問題への関心が極めて高い
3、ドイツの市民・女性・人権団体が「コリア協議会」に連帯を表明した
4、ドイツ人は第二次大戦後同じ分断国であった韓国にシンパシーを持っている
5、60年代~70年代に多くの韓国人がドイツに渡り、在独韓国人の数は在独日本人の比ではない
6、現地の在留邦人と在留韓国人のロビー活動の差

等が上げられるが、何といっても国全体が反日で動く韓国、絶対負けるもんかという不退転の覚悟であらゆる選択肢を使ったことである。

日本は一応それなりに反論やロビー活動及び新宿区長と名古屋市長が撤去を求める書簡を送ったりしているが、形だけのものだ。

カリフォルニアでもそうだが、現地の韓国人は政治活動も積極的だ。地域の韓国系市民の団結は地域を動かそうとするギラギラした意思がみなぎっている。日本人のように地域に溶け込み迷惑をかけずに、という控えめな生活などとは比較にならない。ましてや反日は韓国人の血に浸透している。

カリフォルニアのグレンデール市で裁判を起こしたが、慰安婦像撤去は敗訴、今もしっかり設置されているのが現実である。

今後日本はどうするか、日本は日本のやり方がある。

まずは、真実を世界の言語であらゆる手法を通じて世界発信を常時行うことだ。

例えば、昨年出版された韓国人学者が書いた「反日種族主義」及び、「反日への最後通告」など、韓国人自身が書いた “ 慰安婦の真実を語った著書 ” である。その翻訳許可をとり、ドイツ、フランス、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、カナダなど主要国の言語に翻訳し、その出版物を各国の図書館、公共施設、大学、研究施設に徹底して無料配布するのである。

韓国人が書いたものに反論の余地はない。

或いはアメリカ、日本にある公文書から、慰安婦の事実のみを抽出して世界に配布するなどの戦略である。日本が無料で配布するのを誰も止めることは出来ないであろう。

世界中のすべての国に配り続けるのである。韓国に見習い1000年でも徹底して続ける努力が必要である。派手なロビー活動で金、労力を使ってカウンターを狙うより、よほどボディブローの方が効く。

派手にやれば目立つ。
政府は “ 静かに本気 ” でやっていただきたい。

気がついた時には世界中の図書館で最も読まれた外国図書として国際ニュースになる。・・・そんな日を夢見たい。

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