新年度

雑記

Vol.4-1-78  新年度
2020.04.01

新年度、この響きはいい。

新学期、新入生、初出勤、初物尽くしで身も心も桜の花のようにうきうきと心弾むのが4月という季節感だ。

ところが今年は新型コロナウイルスのお蔭で4月までのプロセスを台無しにされてしまった。

年と共に時間の流れは速いが、今年はコロナだけで4月を迎えた感じになっている。

普通なら、もう四月か~!という時間の速さを実感しながら、年賀状を整理したばかりだ。今年は雪が降らないなあと言いながら年度末の忙しさを経て、新年度を迎える準備に心新たにする区切りのようなものを感じるのだが、中国から訳のわからないウイルスが発生しているとのニュースが入った1月からすべての歯車が狂いだした。

他国の話かとのんびり構えていたら、2月早々に豪華クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」が横浜港に寄港、コロナウイルス感染者が乗船していたことが発覚、大騒動になった。

そのあたりから、徐々に警戒感が強まり、中国武漢の爆発的感染拡大で、一気に危機意識が高まった。それから今日までトップニュースは新型コロナウイルス一色である。
ニュースだけではとどまらず、情報番組から、バラエティまでコロナ、コロナで今日まで来てしまった。

花見も台無し、卒業、入学、入社、年度替わり行事も何もかもの日常が奪われてしまった。

これは戦争だ。という主要国のトップリーダーもいるが、正しくこれは生物兵器の実験を現実に見せられたようなものだ。戦争という物騒な言葉を比喩として使ってはいるが、軍事専門家の中には秘かに兵器としての使用分析をしている可能性は高い。

物騒な話は横におくとして、さて新年度(会計年度)という区切りはいつから4月と決まったのであろうか
明治19年(1886)に決まったとある。
日本の産業である稲作に関係している。
明治時代、政府の主な税金収入は農家の米だった。納税のためにお米を金に換えるのに1月では間に合わず4月が都合が良かったと言うことのようだ。

親近感のあるイギリスも4月であったため都合も良かったと言うことだ。
そう言えば、イギリスとは縁が深い。イギリス同盟のお蔭で日露戦争も勝ったし、車の通行もイギリスと一緒で左側通行だ。
一時ブームとなった「ミスター・ビーン」がミニを右ハンドルで運転していたのを思い出す。
しかし、ほとんどの主要国は9月が初年度、車は右側通行だ。
沖縄が一時占領下にあった時。右側通行だったのが、日本へ返還された時、ある日を境に左側通行に変更になったが、大変だっただろうなあと懐かしく思い出す。

正しく時が経つのは早い。
どうかゆっくり流れてくれませんかと、お願いしてもどうもそうはいかんらしい。

新型コロナウイルスのお蔭で、新年度としての切り替えも出来ないままズルズルと過ぎていくケジメのなさに、掴みどころのない焦りと言うが、無為に過ごしていることへのストレスかも重なる。

ウイルスとの闘いも家にじっとしていることが最善というが、実に消極的行動に見えるが、とても忍耐のいることだ。

新年度が醸し出す、ハツラツとした元気、スタート、気分一新、衣替え、心機一転頑張れる日はいつ来るのだろう。

今は忍耐の時と言い聞かせつつも、暗黒の長いトンネルの先にある明るい太陽を早く見たいものだ。

今は、何を言っても始まらない。
先ずは一致団結、みんな!!頑張ろう!! エイッ、エイッ、オー!!

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Posted by 秀木石