NFT(非代替性トークン)
Vol.3.01.31-748 NFT(非代替性トークン)
2022.01.31
NFT ⇒ NON FUNGIBLE(代替不可能な) TOKEN(証拠)の頭文字をとったものだ。
ジイの解釈で言えば、デジタル上の動画、写真、デザインを証明書付で代替不能商品として売ろうというものだ。
消費者側からみれば、例えばイチローのスーパープレーをYou Tubeで見るだけでなく、自分のものとしてストックし、いつでも見られるということか。まあ、デジタル上でDVDを買うようなものか?と理解するが。
数年前、インターネット上でやりとりできる「暗号資産(仮想通貨)」なるものが出てきた時は、この先どんな世界がやってくるのか?とおののいたものだ。
やはり、今回のNFTも暗号資産の基盤技術のブロックチェーンを応用し、ネットワーク上のコンピューター同士がデータを記録し合って、本物であることを証明することによって新しいマーケットを作ろうというのだ。
例えば、宝石の鑑定書やペットの血統証明書などのようにリアルなものについては本物を証明するためのいろんな仕組みがあって安心して取引もできるがそのネット版だ。
例えば、デジタル上で作成したもののオリジナル性を保護するシステムというのは、ダウンロードできないようにする対策とか、サーバー保管にしてもセキュリティにも十分な注意が必要である。
NFTは、音楽や動画などのデジタルデータの記録先や暗号化したデータ、NFTの発行者の情報などが記録される。いわばリアルな作品と同様に、鑑定書のようにひも付けされることでデジタル作品に付加価値をつける。
利点は
① デジタル作品の保護がしやすくなる。
② 著作権の管理団体への委託やコピー防止の対策費の削減
③ 資金力の弱い作家でも自分の作品を売買しやすくなる
例えば今、YouTubeで見ているライブ映像は一過性のものだが、権利者はその映像を売ることができるというわけだ。購入者はいつでも自分が好きなように利用、または再販することもできるというものだ。
アメリカではすでにプロバスケットボールのハイライト映像をNFT化し販売しているようだ。物によっては数千万円にもなるという。
画像だけでなく、オリジナリティのあるデジタル作品で一躍百万長者になる可能性だってある。夢見る若手作家にとっては挑戦しやすく市場が一気に広がるかもしれない。
ちょっと気になり、NetでNFTなるものを検索してみた。
「Media Argo」のページは懇切丁寧にNFTが紹介されていた。
下記は抜粋である。
NFTアートとは、
•デジタルアートと仮想通貨のブロックチェーン技術を組み合わせたもの
•ブロックチェーン技術を活用することで唯一性を証明し、デジタルアートを価値づけることができる
•絵や音楽以外にもさまざまな形で作成される
•市場はデジタルアートの市場規模分は拡大の余地がある
•出品時にかかるガス代(手数料)は今後増加していく可能性が高い
<NFTアート>の特徴
•唯一性を証明できる
•改ざんできない
•データの作成者/所有者を記録できる
NFTアートは「絵」や「音楽」以外にも、さまざまなものを価値付けて取引することができます。
2021年3月22日、大手SNS「Twitter」の共同開発者兼CEOのJack Dorsey氏は、自身が投稿した最初のTweetをNFTにし、およそ291万ドル(約3億1500万円)で販売しました。
今まで価値がないと考えられていたものに価値をつけて取引できるため、NFTアートの市場規模は今後も拡大していくとみられています。
と、ちょっと煽られてしまいそうだが、法整備が進めば一気に増えそうな感じではある。一獲千金を狙うチャレンジャーがワンさと?なるのだろうか。
それにしても猛スピードで進化する地球。、、、火星人なんかどうしてんだろうな~なんてつい思ってしまう。
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